静岡エリアで医院開業をするためには、どのような流れで準備していけばよいのでしょうか?
建物の建築と平行して進めたい開業準備や設計時の打合せで抑えておきたいポイントをご紹介します。
静岡エリアで開業をお考えの先生やオーナー様の参考になれば幸いです。
静岡エリアの医院建築はTHE LABOがトータルサポート

THE LABOは、静岡市を拠点にしている一級建築士事務所です。
医院・調剤薬局・福祉など医療や介護関係の建設実績が豊富なだけでなく、地元静岡の金融機関や行政書士・税理士・弁護士等各士業と連携し、お客様の理想をカタチにするためのトータルサポートを行っています。
THE LABOでは建築やデザインに関することから、資金調達、資金計画策定など開業にまつわる様々なお悩みにも寄り添って、お客様の理想や状況に応じて適切なご提案をさせていただきます。
- 理想の医院を実現するにはどうしたらいい?
- 医院開業を検討しているけれど何から始めたらいい?
このようなお悩みをお持ちの方は、まずはお気軽にご相談ください。
医院建築~開業までの流れ

1.医院のコンセプト・事業計画・資金計画の策定
まずは、自分がどのような医院を開業したいのか、コンセプトや構想を明らかにしましょう。
- 診療科目
- 医院の方針(ターゲット層や治療、施術内容)
- 医院の規模
その後の準備のためにも、この点は少なくとも開業の1~2年前までには明確にしておく必要があります。
コンセプトの決定後、事業計画・資金計画書を策定しましょう。
これらの計画書は資金調達時に金融機関へのアピールとなるため、綿密な調査を行い、実現可能な内容にすることが重要です。
事業計画書の作成は、商工会議所・よろず支援拠点・中小企業診断士・税理士・公認会計士・金融機関・コンサルタントなどに相談することが多いです。
医院は地域性が強いので、地元に強い専門家に相談されると競合や立地、発展性などを調査しやすいでしょう。
資金計画については、こちらの記事でもご紹介しております。
医院の開業前に知るべき!失敗しない資金計画の立て方
2.物件や土地の選定
医院開業のエリアを決めたら、コンセプトに合う物件や土地の選定を行いましょう。
医院の開業は、以下のパターンが主流です。
- 新規建築
- テナント(ビル・商業施設等)
- クリニックモール
新規で医院を建築する場合、小規模の場合は1~2年、テナントは半年~1年ほど工事期間が必要となるケースが多いです。
工事期間は医院の規模、建築業者のスケジュールによっても異なりますが、近年は資材不足や人材不足の影響で工事が長引く事例も少なくありません。
THE LABOではこれまで多数の医療・介護分野の設計・建築を担当してまいりました。
医院の開業についての、ご相談からお引渡し、アフターサービスまでトータルでサポートいたします。
開業したい、と思ったらお早めにTHE LABOにご相談くださいませ。
3.資金調達
規模にもよりますが、一般的に医院の開業には数千万円~1億円ほどかかると言われています。
(20床以上を病院、19床以下を医院と言います。)
開業医の多くが開業資金の調達法として、日本政策金融公庫や独立行政法人福祉医療機構を利用しています。
| 特徴 | 開業時に利用できる制度 | |
| 日本政策金融公庫 | ・政府系金融機関
・金利が比較的低め ・実績のない開業時にも利用しやすい |
新規開業・スタートアップ支援資金 |
| 独立行政法人福祉医療機構 | ・福祉や医療分野に特化した機関
・金利が比較的低め ・開業時だけでなく、改築資金や設備購入資金など医療分野に特化した融資制度が充実 |
新築資金
新設(新築資金)に伴い必要な資金 新設(新築資金)に伴い必要な長期運転資金など。(診療所へのご融資) |
医療分野の資金調達や資金繰り安定のポイントについては、こちらでもご紹介しております。
4.設計・施工
建築する場所が決まったら、その土地に合わせて医院の具体的な設計を行います。
医院の科目や規模に合わせて法令やガイドラインを確認し、共有部はコンセプトに合わせたデザインを行います。
- バリアフリーをどの程度まで行うのか
- 大型医療機器は必要か
- 科目や治療内容とデザインが釣り合っているか
など細かい部分まで打合せをして、行き違いが生まれないようイメージを共有しておきましょう。
設計は、内装や外装のイメージを具現化するだけでなく、工事の規模・期間・費用の概算を把握するために重要な工程です。
設計がいい加減だと、実際の工事期間や費用と大きく乖離する可能性もあるため、実績が豊富なTHE LABOへご相談ください。
5.医療機器の選定・購入
内装が決まったら、建築と平行して機材の選定、什器や備品の選定・発注を行いましょう。
- 電子カルテや院内DXはクラウド型にするかオンプレミス型にするか
- PACSの導入可否
- 医療機器は購入かリースにするか
- 修理等のサポートが利用できるか
医療分野の機器やサービスは専門性が高く、費用も高額なので、選定や購入は比較を重ねてから行いましょう。
また、電子カルテ、PACS、そのほか院内DXはサービスごとの互換性があまり高くないので、費用だけでなく、「長く使えるか」「操作しやすいか」という視点も非常に重要です。
6.従業員の確保
開業時に従業員を確保したい場合は、早めに募集をかけておくことをおすすめします。
特に医師、放射線技師、理学療法士などは単に募集をかけるだけでは応募を募ることが難しいため、ハローワークや各種求人サービスの他に、専門的な人材紹介会社を利用するケースが多くあります。
直前に募集をかけても人材が集まりにくいので、開業の半年前から段階的に準備を進めておきましょう。
また、後々トラブルにならないよう、法律や医療環境に遵守した就業規則も作成しておくことも忘れないようにしておきましょう。
就業規則は社会保険労務士に依頼することが一般的です。社労士によって得意分野が異なるので、医療関係に強い事務所や社労士を選びましょう。
キャリアアップ助成金、両立支援等助成金などの制度を利用する場合も社労士へ相談できます。
7.広告の出稿
医院開業に向けて、認知度を上げるために広告を出稿しましょう。
医院の広告は以下の種類があります。
- 看板
- 折込チラシ
- 情報誌
- 検索サイト(リスティング広告)
- 動画サイト
- SNS
- ローカルメディア
準備期間は媒体によって異なりますが、看板やチラシ、ローカルメディアなどへの出稿は準備期間や広告の枠などの都合もありますので、余裕を持って半年前から準備をすすめておきましょう。
検索サイトへの広告は数日ほどで出稿ができます。SNS広告はコンテンツや広告会社のスケジュールにもよりますが、数日~数週間単位と短いスパンで作成・配信が可能です。
ただし、オンライン広告は出稿までが早くても、データの蓄積・PDCAサイクルの実行などで安定した運用までには数カ月から半年ほどかかることが多いです。
科目にもよりますが、医院は地域性の高いビジネスです。
そのため、オンラインだけでなく敷地内や道路、駅などに設置する看板も非常に重要です。
- 病院名
- 科目
- 治療や施術の内容
- 強み
- 診察時間
などの情報がわかりやすい様に工夫しましょう。
また、いずれの広告媒体においても、医療機関である場合は厚生労働省が定める広告規制を遵守する必要があります。
8.ホームページ・SNSアカウント作成
ホームページは自分の医院の宣伝や集患にかかせないツールです。
近年ではSNSやポータルサイトを重視することも多いですが、ホームページには自分の医院の概要やコンセプトなどの情報をまとめて発信できるというメリットがあります。
作成期間はホームページのデザインやページ数によっても異なりますが、大体1~2カ月ほどかかるのが一般的です。ただ、これは作業にかかる期間ですので、打合せや企画、素材集め、修正などを考慮すると半年前には制作会社に依頼しておくことをおすすめします。
近年の一般消費者はモバイル端末でホームページを閲覧するのが主流なので、スマホ対応のページも作成しておきましょう。
SNSアカウントの作成も集患や情報発信のためには重要です。
主なSNSプラットフォームではコメントやDM機能があるので、患者様や見込み患者様と直接コミュニケーションが取れるという利点があります。
9.行政への手続き
医院の開業前後には、数多くの手続きが必要となります。
医院の開業に必要な行政への手続きを表にまとめました。
| 届け出 | 機関 | 提出時期 |
| 開業届 | 所轄の税務署 | 開業から1カ月以内 |
| 診療所解説届 | 所轄の保健所 | 開設から10日以内 |
| オンライン資格 | 各地方の厚生局 | 開設月前々月15日まで提出 |
| 保険指定医療機関申請 | 各地方の厚生局 | 月1回申請受付 |
| 施設基準 | 各地方の厚生局 | その月の1日、2日までに申請 |
| 電子計算機レセプト申請 | 支払い基金 | 毎月20日までに提出(翌々月請求分から開始) |
その他、科目や診療内容によって麻薬施用者免許申請、労災保険指定医療機関申請などの手続きが必要となるケースもあります。
手続き自体に長い期間を要するものはあまりありませんが、ギリギリで手続きをして不備等があった場合は開業が遅れるリスクもあるので、開業の3~4カ月前から余裕を持って準備をしておくことが重要となります。
医院設計の打合せチェックリスト

医院設計をする際に、建築業者や専門家に聞いておきたい大切なポイントをチェックリストにしました。
- 法律を遵守した設計、建築が可能か
- 患者様やスタッフの動線の確保が可能か
- 患者様のプライバシーをどのように確保するのか
- コンセプトにあったデザインの提案ができるか
- 費用のバランス
- 計画策定など設計以外のサポート体制があるのか
当然ですが医院では、医療を提供します。
デザインだけでなく、患者様の居心地のよさ、信頼性の確保、スタッフの働きやすさ、法令遵守など気を付けるべきポイントが多数あります。
これらのポイントをしっかりと抑えられた上で、どのような差別化をするのか、ヒアリングや打合せ時にしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
静岡エリアで医院の開業をする場合、新築での開業を選ぶ方が多いです。
新築での開業はコンセプトに合わせた空間作りがしやすく、動線も確保しやすいという利点がありますが、いちから建築が必要なため開業までに時間を要します。(もちろんテナントの場合も設計次第で問題を解消できます。)
また、モールやテナントでの開業と比べて、エリア選定の重要度が高いという特徴もあります。
集患に繋げて安定した医院開業をしたい場合は、THE LABOに相談してみてはいかがでしょうか。