既存クリニックを運営しながら段階的に整備を進めている本計画。
このたび、リハビリテーション機能を備えた整形外科の新クリニックが完成しました。

新クリニックでは、“治療を受ける場所”だけではなく、患者様が安心して過ごせる空間づくりを目指しました。
リハビリテーションルームは、3mを超える開放的な天井高と、大きな開口部を設けることで、自然光を十分に取り込みながら外部の植栽を感じられる計画としています。
閉塞感を感じやすい医療空間において、視線の抜けと緑を取り込むことで、リハビリに訪れる患者様が少しでも前向きな気持ちになれるよう配慮しました。

内装全体は、ウォールナットを基調とした木質感とグレートーンを組み合わせ、ホテルライクで落ち着きのある空間を演出。
間接照明や素材の質感を丁寧に構成することで、医療施設特有の無機質な印象を抑え、上質で安心感のある雰囲気を目指しています。
また、待合スペースには植栽を一体化したシンボリックなソファを設置。
単なる待合ではなく、ホテルロビーのように自然体で寛げる空間となるよう計画しました。


待合・中待合のどこにいても緑を感じられる構成とすることで、患者様の心理的負担を和らげ、安心感や癒しを感じていただける空間づくりを行っています。
診察室前の中待合についても、照明計画や素材のトーンを統一し、落ち着きのある動線空間を形成。
診察への緊張感を少しでも軽減できるよう、視覚的なノイズを抑えたシンプルで洗練されたデザインとしています。

医療機能だけではなく、空間体験そのものが患者様の安心につながることを意識し、“医療”と“居心地の良さ”を両立した整形外科空間を目指しました。
なお、今後は既存クリニックの解体および駐車場整備を含む2次工事を予定しており、全体計画の完成へ向けて引き続き進行してまいります。